【NAVi110】都内旧陸軍境界石巡りスタンプラリー

ゴールデンウィーク!!

知ってますか?
10連休なんて都市伝説なんですよ?

まぁそんなことはどうでもいいんですが、とりあえずGW後半戦です。
後半戦しゅっぱーつ!


で。
以前から考えてあれこれ調べたりしていた計画を、この機会に実行することにしました…。
それは。

ナビで巡る 都内旧陸軍境界石スタンプラリー大会!!
つまり、東京都内に残されている旧陸軍境界石をナビに乗って訪ね、その写真を撮るごとにスタンプ(脳内)がもらえるという陽キャ極まりない遊びです!!
でゅっふふ!
第一回大会である今回は、トータルで13箇所回ってスタンプ13個獲得するという好成績!
あとおまけで2箇所、戦争遺構的なものも周ってきましたよ。

第1チェックポイント 世田谷区桜丘

一発目は東京農大の裏手、住宅街の一方通行細い道の小さな交差点にある横根の庚申塔の足元に確認できました。
確かに境界石っぽいんですが、文字等が刻まれているのは確認できませんでした。
んー、交差点だし曲がる車の後ろタイヤで踏まれすぎたのかなぁ?

横根の庚申塔の足元に境界石があります。
横根の庚申塔の足元に境界石があります。

第2チェックポイント 世田谷区桜丘

1つ目の境界石からわずか300m程度の距離にありました。
しかも直線。
が。
この道が一方通行で方向的に逆走になっちゃうので、ナビを押して徒歩でアプローチ。
ナビちゃま激軽なので楽勝ー。
今回は「陸軍」の文字が刻み込まれているのがしっかりと読み取れますな。

陸軍の文字がクッキリ。
陸軍の文字がクッキリ。

第3チェックポイント 世田谷区代沢

次は世田谷区立富士中学校の塀沿いに走る道端に、学校のコンクリ塀と道路に挟まれるようにしてありました。
陸軍省の文字がしっかり見える石柱と、その近くにすっかり埋まっちゃった石柱をもう一本発見。
たしか以前調べた資料では、このあたりに2本あるという記述があったので、こちらも陸軍が立てた境界石かも?

陸軍省の文字が見えます。
陸軍省の文字が見えます。
これも境界石かな?たしかにこのエリアに2つあるはずなんだけど…。
これも境界石かな?たしかにこのエリアに2つあるはずなんだけど…。

第4チェックポイント 世田谷区池尻

4つ目は入り組んだ住宅街の中にある墓地の入口にありました。
他の境界石と違って刻まれている文字が小さく、「陸軍用地」と読めるようです。
黒い色も入れてあるみたいですが、これは建てられた当初からあったのかどうなのか、ちょっと疑問ですね。

小さめの黒字で「陸軍用地」と書いてあります。
小さめの黒字で「陸軍用地」と書いてあります。

第5チェックポイント 目黒区三田

5つ目は住宅街に通るとても暗くて細い歩道の階段に埋まる形で残っていました。
コンクリで作られた階段の途中に埋まっていたのですが、非常にきれいに残っているので埋まってなかったらなぁ…と思ってしまうのは仕方ない。

陸軍の文字もクッキリ、全体的にきれいに残っているので、埋まっているのは残念…
陸軍の文字もクッキリ、全体的にきれいに残っているので、埋まっているのは残念…

第6チェックポイント 渋谷区宇田川町

次の境界石は、ちょっと写真撮るのしんどかった!!
渋谷区で人通りやらなんかが多いんですよ!!
でも駐輪スペースの塀の向こう、ビルの敷地内に建っていて一般に触れることができない場所なので、状態が非常に良い様に見えました。

ところで周りから「このおっさん何やってんの??」と訝しげにみられているような気がしました。
いや多分、気がするだけじゃなかったと思いますわ…。

誰もが立ち入りできないところに建っているので、保存状態が良いような気がします。
誰もが立ち入りできないところに建っているので、保存状態が良いような気がします。

第7チェックポイント 渋谷区代々木

今度は参宮橋駅の直ぐ側にありました。
正面以外を雑草にワサっと囲まれていましたが、石柱の多くの部分が露出しているため掘られた文字がしっかり読めました。
「陸軍省所轄地」とあるようですね。

陸軍省所轄地と書かれています。
陸軍省所轄地と書かれています。

第8チェックポイント 文京区大塚

不忍通りの交差点、その歩道にありました。
ちょっと傾いていますがキレイに残っている印象で、「陸軍省」の文字もしっかり読めました。
ちなみに写真撮影中、二人のお巡りさんが自転車で近づいてきたので、(もしかして不審者っぽいだろうか)と不安になったんですが、こちらに興味は一切なさそうです道里していきました。
自意識過剰でしたな。

崩れも少なく、陸軍省の文字がくっきりと残っています。
崩れも少なく、陸軍省の文字がくっきりと残っています。

第9チェックポイント 北区滝野川

お次は公務員宿舎沿いの道ですな。
かつて道沿いに3つの境界石があったことまでは判明しているんですが、最近その道を含めて周辺がキレイに整備され直してしまったため、あーこれは処分されちゃったかなぁと半ば諦めモード。
とは言え、せっかくのスタンプラリー(脳内)だし、行くだけ行ってみようかなーって感じで行くだけ行ってみたらびっくり!
なんと全て移築されて、開設の案内看板まで建てられていました!
有り難い!!
やったぜ。

全ての境界石が公園横のスペースに移設され、案内看板まで用意されていました。
全ての境界石が公園横のスペースに移設され、案内看板まで用意されていました。

第10チェックポイント 北区王子本町

次も近年キレイに整備され直した一角にあったので、どうかな~って感じで不安だったのですが…。
ですが。
しっかりと残されていました!
きれいに舗装されたばかりの歩道なので存在が浮きまくりになりつつも、ぞんざいに扱われてはいない感じです。
道祖神とかでもないのにこのように丁寧に扱われるのは、もしかして結構珍しいのでは?

歩道の舗装時に、撤去されることなくしっかり建っていました。
歩道の舗装時に、撤去されることなくしっかり建っていました。

第11チェックポイント 北区王子本町

さていよいよ11番目のチェックポイントです。
若干飽きてきちゃったことは否めません。
否めませんが、もはや止まりません。

しかもこの境界石、実は撮影するにあたって大きな危険を伴います。
実は…なんと、小学校の塀沿いに建てられているんです!
お休みとは言えデュフデュフ言いながら小学校の方にカメラを向ける小汚いおじさん。
極めて危険を伴うミッションのため、撮影終了後は即座に現場から撤収しましたが、かえって怪しくなっちゃったような気もします。

左側が欠けてしまっていますが、陸軍用地の文字がクッキリと読み取れます。
左側が欠けてしまっていますが、陸軍用地の文字がクッキリと読み取れます。

第12チェックポイント 北区赤羽北

チェックポイントも12個め、いよいよ大詰めです。
私のやる気ゲージもあと僅か。
現着した後、なんとか気力を振り絞っって境界石を探して付近を散策します。
行ったり来たり散策します…が、見つからない。
あー、もう撤去されちゃったのかなーとかって諦めそうになったとき、偶然なんとなーく電柱の後ろを覗いてみると…。
あった!!!
こりゃ素人には見つけにくわー。
しかし、この電柱を立てるときとか、じゃまにならなかったのかな?

電柱の後ろに隠れて分かりづらい!!でも刻まれた文字はクッキリと読み取れます。
電柱の後ろに隠れて分かりづらい!!でも刻まれた文字はクッキリと読み取れます。

第13チェックポイント 北区赤羽台

いよいよ本日最後のチェックポイントです。
主に時間と私の根気の面から最後です。

最後の境界石は「北区立赤羽台さくら並木公園」の外れ、ゴミ捨て場の直ぐ側にありました。
確かこの公園の中には防空壕跡なんかもあったはずなので、なんと言うかもうちょっと光を当ててあげても良いような気がしますが、どうなんでしょうかね。
最初、なんか石材置き場かなにかかと思っちゃいましたよ。

北区立赤羽台さくら並木公園のハズレに隠れるようにして建っていました。
北区立赤羽台さくら並木公園のハズレに隠れるようにして建っていました。

おまけ

今回は飽くまで旧陸軍境界石巡りスタンプラリーだったのですが、行き掛けの駄賃といいますかせっかくなのでといいますか、近くを通ったので憲兵の詰所跡と旧東京第一陸軍造兵廠倉庫も寄ってきました。
特に憲兵の詰所跡は、なんとも言えない雰囲気がいい感じがしました。

憲兵詰め所跡

憲兵詰め所跡は、北区滝野川のとあるお宅の軒先にありました。
憲兵詰め所跡は、北区滝野川のとあるお宅の軒先にありました。
無骨なコンクリート製の造りが、いかにも憲兵詰め所って感じがします。
無骨なコンクリート製の造りが、いかにも憲兵詰め所って感じがします。

旧東京第一陸軍造兵廠倉庫

北区立中央図書館が併設されていてかなりおされなスポットっぽいかも。
北区立中央図書館が併設されていてかなりおされなスポットっぽいかも。
意識高い系の人じゃないと利用しづらいかも!主に俺とか!
意識高い系の人じゃないと利用しづらいかも!主に俺とか!
保存のために、結構しっかり手を入れてあるみたいでした。
保存のために、結構しっかり手を入れてあるみたいでした。