【クロスビー】南牧村 町並みと山道満喫ドライブ

我々は豚骨原理主義組織 バリカタ旅団だ!
とんこつラーメン!
いやまぁ豚骨ラーメン大好き仲間の友人と、久しぶりに一杯行きますか!ということで、土曜日のお昼ご飯に頂いたんですよね。
+替え玉も。

いやー美味しかった…。
心のHPゲージは満タンになりました。


で。
元気になった所で車に乗って出かけようと。
こういう事になった訳でございます。
まぁ当初からその予定だったんですが。

でで。
今回は群馬県の南牧村を走って集落の雰囲気や山道のドライブを満喫してやろうと、こういう事になりました。
よし、タイトル回収。

午後出発なのでとっとと高速に乗って、大した休憩も無しでまいりますよ。

砥沢集落

いきなり本日の大本命。
かつて砥石の採掘で栄えたという谷間集落、砥沢集落の風情を堪能しに参ります。

集落はかなり小規模なので、徒歩で全域を十分に散策できますね。

集落の外れに車を止めて徒歩で参ります。
集落の外れに車を止めて徒歩で参ります。

車を降りると川の流れの音と鳥の鳴き声、後は時々木々のざわめきしか聞こえません。
大きな声を出すのもはばかられる雰囲気ですが、目に入るものがすべて魂の栄養になってしまいそうな感じ。
ゆっくり歩いて散策しながら、一軒一軒建物の佇まいをじっくり堪能していきますよ。
ほぼ変態。

あまり生活の香りがしない建物が並んでいます。
あまり生活の香りがしない建物が並んでいます。

建物の数はそこそこあるのですが、住まわれているお宅は2件くらいしか見つかりませんでした。

佐藤鍛治屋さん。とにかくこの姿を見たかったんです!
佐藤鍛治屋さん。とにかくこの姿を見たかったんです!

佐藤鍛治屋さんのこの佇まいを、とにかく目に焼き付けたくてここまで来ました。
あー、感無量でございます。

美容院跡。近代化改修された引き戸や扉がもう既にノスタルジック!
美容院跡。近代化改修された引き戸や扉がもう既にノスタルジック!
漆喰が剥がれ落ちつつある蔵。重厚な扉が素敵すぎる。
漆喰が剥がれ落ちつつある蔵。重厚な扉が素敵すぎる。
廃屋の壁に何か貼ってありましたけど、日焼けして読めません。
廃屋の壁に何か貼ってありましたけど、日焼けして読めません。
廃屋の中を、隙間からちょっとだけ。囲炉裏がありました。
廃屋の中を、隙間からちょっとだけ。囲炉裏がありました。

集落の端の方に、川の方へ降りられる階段が設けてありましたので、せっかくだし降りてみました。
なんとなく期待はしてましたが、予想以上にきれいな流れに感動!

集落の傍を流れる川。恐ろしい程の水の綺麗さ。
集落の傍を流れる川。恐ろしい程の水の綺麗さ。
水がきれいなので川底もスケスケ!魚も見えそう。
水がきれいなので川底もスケスケ!魚も見えそう。

涼し気な風景でしょう?
実は結構湿度が高くてジメジメ蒸し暑かったです。

尾沢診療所

砥沢集落のすぐ隣、歩いても行けるような距離の羽沢集落に、尾沢診療所跡がありました。
ありましたが、実は成り立ちとか歴史とか全然詳しく分からないので、分からないのです。
まぁ建物は結構古くて凛々しい感じですし、目と心の栄養補給に効果がありそうということで。

入口の階段と建物がバッチリ残っています。
入口の階段と建物がバッチリ残っています。
尾沢診療所の表札。ちょっと見えにくい。
尾沢診療所の表札。ちょっと見えにくい。
特に手入れされているわけではないと思うのですが、きれいなままの姿です。
特に手入れされているわけではないと思うのですが、きれいなままの姿です。

建物もかなりきれいなままだし表札なんかも残っているのに、何で名所とかになってないんだろうかしら。
もしかして実はそんなに古くなかったりするのかな?

旧南牧村立尾沢中学校

尾沢診療所のすぐ隣、というか裏。
旧南牧村立尾沢中学校があって、今は…何だったか校舎を有効活用して、何かやってるそうです。

校門跡。なんか雑草が生い茂ってて、人が出入りしている気配がない…。
校門跡。なんか雑草が生い茂ってて、人が出入りしている気配がない…。
門柱には尾沢中学校とあります。間違いないはず。
門柱には尾沢中学校とあります。間違いないはず。
敷地内に見当たるそれらしいものは、中学校跡と掘られたこの石だけ。
敷地内に見当たるそれらしいものは、中学校跡と掘られたこの石だけ。

んー??
おっかしいなと思って調べてみたら、もうずいぶん前に校舎なんかは全部取り壊されちゃって、なんにも残ってないそうです。
あちゃ。
やっぱり行きたいと思ったらさっさと行かないと、こういうものはあっという間に無くなっちゃいますな。
大失敗。

ただ直ぐ側にいくつもの石碑があったので、草をかき分けて見に行ってみました。

忠霊塔とあります。出征兵士を祀ってるのかな?
忠霊塔とあります。出征兵士を祀ってるのかな?
帝國在郷軍人會 創立記念碑。
帝國在郷軍人會 創立記念碑。
忠魂碑。陸軍中将 田中義一書とあります。え!?陸軍大臣とか内閣総理大臣とか歴任した人!?
忠魂碑。陸軍中将 田中義一書とあります。え!?陸軍大臣とか内閣総理大臣とか歴任した人!?

詳しいことは全然わからなかったのですが、ちょっと深堀りして調べたくなりました。
尾沢中学校と関連があるのか、それとも集落と何か関わりがあるのか…。

南牧村民俗資料館

ほんでもって。
尾沢中学校跡と道路一本を挟んですぐそばに、学校の校舎らしきものがありまして。
しかも電気が灯いているのが見えまして。
ほぅ。
その校舎の上に、大きく「南牧村民俗資料館」とあるのが見えましたのさ。

当初行く予定は全く無かったのですが、せっかくだからということで行ってみることに。
校庭に車で入っていくと、優しそうなお兄さんが出迎えてくださいました。
開館は16時までだそうなので、ギリギリセーフ。
よっしゃ。

で。
ちょっと見てみますかーと館内というか校舎内を歩いてみると、実はここお宝の山!!
旧日本軍の軍装とかが、簡単に手に届く距離で陳列してありました!
しかも剥き身で!

陸軍・海軍の帽子!かなりきれいなままです。
陸軍・海軍の帽子!かなりきれいなままです。
軍服等の展示も。欲しくなってしまう!
軍服等の展示も。欲しくなってしまう!
水筒やカバン類もあります。
水筒やカバン類もあります。
飯盒や軍靴なども展示。触りたいけど我慢して触らない!
飯盒や軍靴なども展示。触りたいけど我慢して触らない!
木銃が展示されていました。軍事教練用かな?
木銃が展示されていました。軍事教練用かな?
砲弾!モノホン!何故これがここにあるのかは?
砲弾!モノホン!何故これがここにあるのかは?
シベリア抑留から帰還された方が持って帰ってきた、ロシア軍将校の階級章(肩章)。
シベリア抑留から帰還された方が持って帰ってきた、ロシア軍将校の階級章(肩章)。
勲章なんかはガラスの中できちんと保管されていました。
勲章なんかはガラスの中できちんと保管されていました。
宮崎県都城空港で行われた陸軍特別大演習での記念撮影も展示されていました。
宮崎県都城空港で行われた陸軍特別大演習での記念撮影も展示されていました。

ね?やばいでしょ?
まじで。
こういった物を顔を直ぐ側まで寄せてまじまじと観察できるわけですよ。
いやもう、そらテンションも上がるわ。
気まぐれの偶然とはいえ、本当に寄って良かったです。

ん?
先程の忠魂碑にあった田中義一 陸軍中将と関連があったりするのかな?
ちょっとわからないですね。

あ、ちなみに軍装品以外もたくさん展示されていて、それはそれでまたテンションが上っちゃうわけですよ。
血圧が心配になるわ。

歴代ビール瓶。ラガービールの瓶デザインも微妙に変えられてきたんですね。
歴代ビール瓶。ラガービールの瓶デザインも微妙に変えられてきたんですね。
テレビやらラジオやら。家具調になるよりもう一つ前の世代的な感じで、素直に欲しい!
テレビやらラジオやら。家具調になるよりもう一つ前の世代的な感じで、素直に欲しい!

はー、興奮しっぱなしで鼻息荒いまま資料館を後にしたわけですが、その資料館の真ん前にもまた血圧が上がっちゃいそうな建物とかがあるわけです。
これもう殺しに来てますね。
悔いなし!

南牧村民俗資料館前に並ぶ良い感じの建物。少なくとも奥の一軒は現役っぽいです
南牧村民俗資料館前に並ぶ良い感じの建物。少なくとも奥の一軒は現役っぽいです

理性がなかなか戻ってきませんでしたわ。

雨川ダム

というわけで命の洗濯どころか脱水して乾燥までしちゃった感じですが、後は山道のドライブを楽しんで帰宅となるわけですよ。
いやこの山道がまた最高に楽しかったんですが、途中いきなりターコイズブルーみたいな景色というか色が車窓から入り込んできまして、慌てて車を停車、周辺を散策してみました。
雨川ダムという砂防ダムらしいのですが、なんですかこのきれいな湖面の色は!

林の向こうにターコイズブルーの水を湛えたダムを発見。
林の向こうにターコイズブルーの水を湛えたダムを発見。
いや分かってる!写真が下手なのは。でもキレイなのは伝わるでしょ?
いや分かってる!写真が下手なのは。でもキレイなのは伝わるでしょ?

んもー、どれだけ我々を饗したら気が済むんだーヽ(`▽´)/
もうアレですよ、昇天しそうですよ。
昇天しそうなので、ガソリンが少ないのを忘れてましたが。
まぁ結果的に問題なし。

で、最後は山梨名物のほうとうを頂いて高速に乗って帰宅ー。
実は未経験だったんですよね、ほうとう。
いやー、美味しかった!
そしてすごい量だった…ウップ。

人生初体験のほうとう。おいしい!!
人生初体験のほうとう。おいしい!!